ハロプロ研修生北海道

ハロプロ研修生北海道

7月30日のハロコンでお披露目された、ハロプロ研修生北海道メンバーの映像が公開。
北海道限定メンバーオーディション開催のアナウンスがあって以降、これといった情報もなく、この話は立ち消えにでもなったかと 思っていたが、1年以上たってまさかの発表。
研修生オタや低め打ち好きが、にわかに色めき立つ。


公表された写真や映像を見る限り、なかなか良い人材を確保できたようだ。
気になったのは北川亮、山﨑愛生、この二人。

北川亮ちゃんは、男のような名前に反してクールビューティー系。
完成度が高く、とても小学生とは思えない。 ルックス、スタイルだけなら即戦力レベル。

山﨑愛生ちゃんは最年少、小学5年生。
なかなか特徴のある話し方で、面白そうな素材。
この子は数年後が楽しみだ。

ただ、北海道で良い人材を確保できたことで明確になったのは、ハロプロが競合するアイドルに、人材を奪われているのは間違いないなという点。

北海道には、アイドルストリートの下部組織は存在するが、AKBなど他の大手アイドルがまだ存在しない。

寿命の短い女性アイドルの世界においては、若い方が長く活動できて有利だが、中高生世代の有望な人材はあらかた刈りつくされている。
有望な人材は若い小学生のうちか、大手アイドルの存在しない地域でないと押さえ切れなくなっているのだろう。


ハロプロは、東京を中心に地方へ出かけて行く活動スタイルで、地方を拠点とするアイドルグループはない。
ハロプロのアイドルになる為には、学校から友達、生活環境全てを投げ打って、東京まで出てこなければならない。
これはハードルが高く、ハロプロの弱点だった。

とはいえ事務所の規模、体制から言って、ハロプロが各地に密着型のアイドルを作るのは難しい。
アップフロントが北海道でオーディションに乗り出した狙いもそこだろう。

ここでビルボードジャパンの記事を詳しく見ていくと、気になる部分がある。


ハロー!プロジェクト 北海道限定メンバーお披露目公式レポ&写真到着


この記事は、メディア向けに配布した公式レポートそのままのようだが、一部引用。

 今の北海道の芸能シーンには、いわゆるローカルアイドルが多数存在している。だが今回のハロプロの取り組みの意図は、必ずしも地域密着型アイドルを生み出すことではないという。

この記事の内容からすると、北海道を人材の発掘地、供給地にするという事か。

全国各地から才能と可能性を発掘し、ハロプロ流の統制がとれた質の高いアイドル、あるいはアーティストとして、コンスタントに世に送り出す。

この解釈は難しい。
「全国各地から」の部分は、他にも地方研修生組織を立ち上げるつもりなのか?
それとも北海道と既存の東京、名古屋・大阪チームで全国各地と呼んでいるのか、はっきりしない。

何はともあれ、優秀な人材無くして今のアイドル界を戦えない。
優秀な人材を確保する手段が増えたことは、歓迎すべきだろう。